名古屋でeスポーツのイベントを開くには? 開催までの流れを解説
eスポーツとは、コンピュータゲームやビデオゲームなどの電子機器を用いた対戦をスポーツ競技として行うことです。近年、eスポーツは盛り上がり続けており、国際競技大会のeスポーツシリーズ開設をはじめ、さまざまな広がりを見せています。
そのような環境の変化のなか、企業のイベントでもeスポーツコンテンツを活用することが多くなってきました。しかし、eスポーツイベントを開催するには、特有の準備や手続きが必要となります。
自社でイベントの開催を企画している企業の担当者のなかには、「eスポーツのイベントはどのように開催すればよいのか」「eスポーツのイベントを開催する場所が知りたい」などと気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、eスポーツのイベントを開催する流れ(※)や、名古屋でeスポーツイベントを開催できる会場について解説します。
※開催する流れの内容は概要です。代表的な例として記載していますので、ご了承ください。
目次[非表示]
- 1.eスポーツのイベントを開催する流れ
- 1.1.①企画の策定
- 1.2.②ゲーム会社へ許諾申請
- 1.3.③会場選定とキャスティング
- 1.4.④クリエイティブの作成と告知・宣伝
- 1.5.⑤会場運営・設営の準備
- 1.6.⑥会場設営とリハーサル
- 1.7.⑦当日の運営
- 2.名古屋でeスポーツイベントを開催するなら“コミュスタ”がおすすめ
- 3.まとめ
eスポーツのイベントを開催する流れ
eスポーツのイベントを開催する際は、さまざまな準備・手続きが発生します。自社で対応が困難な場合には、イベント企画会社のサポートを受ける方法もあります。
①企画の策定
eスポーツイベントの開催に当たっては、企画を策定して以下の事項を決めておく必要があります。
▼eスポーツイベントの企画項目
- 目的
- コンセプト
- 日時
- 使用するゲームタイトル
- スポンサー
- 配信の有無
- 参加条件
- ルール
- タイムスケジュール
- 参加費
- 賞品や賞金
また、法令を遵守できる企画になっているかのリーガルチェックが欠かせません。
参加費を徴収して賞金を出した場合、財物について“勝者が得て敗者が失う”形になることから、『刑法』185条に定められた賭博罪の成立要件を満たしてしまう可能性があります。eスポーツのイベントで金銭のやり取りを行う際は、参加費を受け取った運営主体から直接賞金を出すことは避けることがポイントです。
さらに、eスポーツイベントが『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』の対象となる“ゲームセンターの営業”として扱われて同法による規制を受ける可能性もあるため、開催方法に注意する必要があります。
出典:e-Gov法令検索『刑法』『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』
②ゲーム会社へ許諾申請
eスポーツのイベントを開催する際は、使用するゲームタイトルについてゲーム会社の許諾が必要です。ゲーム会社に許諾が取れていないと、著作権法の違反となってしまいます。
許諾の取得方法はゲーム会社によって異なるため、規約に従って申請します。また、必要に応じて、ゲームタイトルの使用許諾だけでなく、素材の許諾申請も行います。使用範囲や確認フローなどについても事前にゲーム会社に確認しておくと安心です。
ただし、許諾を取るには資料を用意する必要があるため、イベント開催までの期間内に間に合わせるには労力がかかります。
③会場選定とキャスティング
イベントの開催にあたっては、必要に応じて会場の選定や出演者のキャスティングを行います。
イベントの開催形式がオンラインかオフラインかによって、会場の要否は異なります。オフラインでのeスポーツイベントの開催に利用できる会場としては、主に以下が挙げられます。
▼eスポーツイベントにおける会場の例
- eスポーツ専用施設
- eスポーツカフェ
- 貸し会議室
- ホテルの宴会場
- 大規模イベント会場 など
イベント会場を選定したら、利用料を確認して予約を行います。
キャスティングについては必ずしも必要ではなく、社内の事務局でイベントの司会を行うケースもあります。ただし、eスポーツのイベントにおいては、司会に加えて実況解説者をキャスティングすることで、さらなる盛り上がりが期待できます。
④クリエイティブの作成と告知・宣伝
イベントの参加者を募るためには、告知・宣伝が欠かせません。
eスポーツイベントの告知・宣伝を行う際は、SNSの活用が有効です。ターゲットに応じてSNSの種類を選びます。この際、ランディングページを用意してSNS上の告知から誘導を行うと、拡散性と利便性を両立できます。
また、告知・宣伝を行う際には、以下のようなクリエイティブが活用できます。
▼告知・宣伝に用いるクリエイティブの例
- チラシ
- バナー
- キービジュアル など
※画像はイメージです
テロップや配信バナーなどイベント当日に使用するクリエイティブについても事前に用意しておきます。特に、ゲームの経験が少ない人をターゲットに含める場合には、操作説明に関するクリエイティブの制作も必要です。
⑤会場運営・設営の準備
イベントを開催する際は、会場を下見したうえで運営・設営の準備を行う必要があります。eスポーツのイベントにおいて運営・設営に必要な準備としては以下が挙げられます。
▼会場の運営・設営に必要な準備
- 会場の運営・設営に必要な人員の策定・確保
- 必要な機材の確認・手配
- レイアウトや機材構成図の作成
- 司会MCが使用する台本の作成
- 運営マニュアルの制作
- スタッフへ事前の説明・指示 など
※画像はマニュアルイメージです
必要な人員や機材を確保・手配したうえで効率的な設営・運営が行えるように機材構成図や台本・マニュアルなどを用意します。
また、eスポーツのイベントにおいては、映像・照明・音響類の機材だけでなく、ネットワーク環境の整備や配信用の機材が必要な場合もあります。
⑥会場設営とリハーサル
運営・設営の準備が整ったら、会場の設営をしてリハーサルを行います。
▼リハーサル内容の例
- 実機での映像や音声の確認をする
- 出演者と台本の読み合わせを行う
- 進行やスタッフの動きを確認する
- ランスルーを行う など
リハーサルにおいては、機材・出演者・スタッフそれぞれの確認を行います。また、機材と出演者に分けずに全体で流れを確認するランスルーと呼ばれる、通し稽古を行うことも重要です。
⑦当日の運営
イベント当日は、準備の成果を発揮できるよう、リハーサルどおりに運営を行います。
ただし、準備が万全であったとしても、イベントにおいては急なトラブルへの対応が求められます。
▼eスポーツのイベント当日に起こりうるトラブルの例
- 試合の参加者が欠席する
- ルール違反が発生する
- ネットワークに問題が生じる など
トラブル発生時には、対応の公平性と一貫性が重要となります。特定の参加者だけが有利にならないようにイベントのルールに則って判断することが重要です。
また、イベント会場のネットワークや、オンライン参加者側のご自宅回線に起因するネットワークトラブルに備えて、ゲームのレギュレーションを予め決めておくなど、トラブルシュートを含めた事前の検討が必要です。
なお、名古屋でイベント企画会社を選ぶポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
名古屋でeスポーツイベントを開催するなら“コミュスタ”がおすすめ
コミュスタとは『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』のことで、eスポーツイベントに限らず、年間200件以上の幅広いイベントの企画運営の実績を持っています。
通信会社を母体としており、希望の会場の回線状況まで当社のネットワークエンジニアのサポートありきでイベントを作り上げるため、企画・運営・サポートまで安心して依頼ができます。
また、常設のeスポーツ施設として開催場所の提供も行っています。200インチを超える大型LEDビジョンや、映像・音響・照明・配信を一手に管理できるオペレーションエリアなど、常設スタジアムならではの高品質・高機能な設備環境を貴社のeスポーツイベントにお使いいただけます。
これまでコミュスタをご利用いただいた企業さまの事例はこちらでご紹介しています。
まとめ
この記事では、eスポーツのイベント開催について以下の内容を解説しました。
- eスポーツのイベントを開催する流れ
- 名古屋でeスポーツイベントが開催できるコミュスタの概要
eスポーツのイベントを開催する場合、法令違反とならないように企画内容やゲーム会社からの許諾に気をつける必要があるほか、会場の選定や告知、運営、設営などさまざまなフローをこなさなければなりません。
『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』では、ゲーム懇親会や周年記念パーティー、ファミリーデーなど企業のイベント開催を企画から運営までサポートします。企画や制作だけでなく、飲食や交通手段の手配などの細かな調整もおまかせください。
社内イベントや懇親会などの開催でお悩みのご担当者さまはお気軽にご相談ください。専門のスタッフが疑問にお答えします。