近年、企業で開催される社内イベントは、開催回数や予算が増加傾向にあることがみうけられます。社内イベントは、従業員のコミュニケーション活性化やモチベーション向上などの効果が期待されます。しかし、そのためには従業員に参加してもらう必要があります。

従業員の意欲的な参加を促すためには、参加者に合った企画の策定が重要です。イベントにおける企画とは、イベントの発案から開催に至るまでの具体的な計画と作業を指します。

社内イベントの運営管理を任されている担当者のなかには、「従業員の参加を促す社内イベントの企画はどのように進めればよいのか」「イベント企画を円滑に策定するためのポイントを知りたい」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、従業員の意欲的な参加を促すために重要な社内イベントの企画について、円滑な進め方とポイントを解説します。

社内イベントの企画を策定する際の進め方

社内イベントの実施にあたって、従業員の意欲的な参加を促すためには企画の策定が重要となります。企画を策定する際の円滑な進め方は以下のとおりです。

①社内イベントの目的を明確化する

イベント企画の策定を始める際は、イベントの目的を明確にする必要があります。

目的を明確にしておくことで、目的に沿ったイベントコンテンツを選びやすくなります。また、社内での承認も得られやすくなると期待できます。

▼社内イベントの目的の例

• 企業理念の浸透
• 社内コミュニケーションの活性化
• 従業員満足度の向上
• 新鮮な体験による多角的視野の獲得　など

②予算を策定する

目的を達成するために必要な予算を策定します。

実施できるイベントの規模は、予算によって左右されます。予算設定を誤ると、目的の達成が困難になるほか、イベントの質にも影響してしまいます。

③社内イベントのコンテンツを決定する

社内イベントの具体的なコンテンツを決定します。その際、目的に沿ったイベントコンテンツにすることが重要です。

▼目的に応じたイベントコンテンツの例

④開催日時と会場を決める

可能な限り多くの従業員が参加できるように配慮して、イベントの開催日時と会場を決定します。

特に、イベントの運営メンバーは欠かさずに参加できる日時にする必要があります。社内イベントのコンテンツによっては、業務時間内に行うケースも見られます。

また、会場については、最近では会議室のような場所だけでなく、eスポーツ施設やクラブを活用するケースも多く見られます。

⑤準備やタスクを整理してスケジュールを作成する

開催日時が決まったら、当日までの詳細なスケジュールを作成する必要があります。イベントの開催に必要な準備やタスクを整理したうえで、いつまでに終えればよいかを検討することがポイントです。

▼イベントに必要な準備・タスクの例

• 会場・キャスティングの手配
• 社内への告知
• 機材・備品の確保
• クリエイティブの作成
• マニュアル・台本の作成
• 会場の設営・リハーサル　など

なお、具体的なスケジュールの目安についてはこちらで詳しく解説しています。併せてご確認ください。

従業員の意欲的な参加を促すためのポイント

社内イベントの目的を達成するには、従業員の参加が欠かせません。従業員の意欲的な参加を促すためには、以下のポイントを確認しておくことが重要です。

▼従業員の意欲的な参加を促すためのポイント

• 業務への負担が少ない時期を選ぶ
• 年齢や性別を問わず楽しめるコンテンツにする

繁忙期にはイベントへの参加が難しいため部署ごとの業務状況を把握しておく必要があります。

また、年齢や性別を問わずに楽しめるイベントであれば、より多くの従業員に積極的に参加してもらいやすくなると期待できます。

まとめ

この記事では、社内イベント企画の進め方について以下の内容を解説しました。

• 社内イベントの企画を策定する際の進め方
• 社内イベントの企画を策定する際のポイント

社内イベントの開催にあたって、従業員の意欲的な参加を促すためには、イベント企画の策定が重要です。企画を策定する際に参加しやすい日時に設定したり、年齢や性別を問わずに楽しめるコンテンツにすることで、従業員の参加を促せます。

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