懇親会による内定者フォローで入社意欲を高める! 社内交流を深められる企画3選
近年の採用シーンでは、内定者の辞退を防ぐために内定者フォローを行うことが必須になってきています。
内定者フォローにおいては、内定者同士のコミュニケーションを活性化させることが重要となります。そこで注目されているのが、内定者向けの懇親会です。
内定者向けの懇親会とは、新たに入社するメンバーや先輩社員と顔合わせを行い、親交を深めるイベントを指します。また、厚生労働省も内定者の懇親会を行っており、普及率の高さが伺えます。
▼厚生労働省の内定者懇親会のお知らせ
画像引用元:厚生労働省『厚生労働省内定者懇談会』
懇親会により仕事の場とは異なるカジュアルな雰囲気で交流できる機会をつくることで、入社に対する不安の解消やモチベーションの向上につながり、内定者の入社意欲が高まりやすくなります。
しかし、内定者のなかには「緊張しやすくコミュニケーションに不安がある」「大勢で飲食をすることが苦手」という人もいます。
懇親会を開く際は、ただ飲食をするだけでなく、内定者の緊張をほぐして自然な会話が生まれやすい企画を考えることがポイントです。
この記事では、人事・総務部門の方に向けて内定者の懇親会におすすめの企画と開催時の注意点について解説します。
出典:厚生労働省『厚生労働省内定者懇談会』
目次[非表示]
- 1.内定者の懇親会を開く目的
- 1.1.社内の雰囲気や組織文化を知ってもらう
- 1.2.内定者同士や先輩社員との親交を深める
- 1.3.内定者の不安を解消する
- 2.内定者の懇親会におすすめの企画3選
- 3.内定者の懇親会を開催するときの注意点
- 4.まとめ
内定者の懇親会を開く目的
内定者の懇親会は、内定辞退を防いで入社に対するモチベーションを高めてもらう重要な役割があります。
企業が内定者向けに懇親会を開催する目的には、以下が挙げられます。
社内の雰囲気や組織文化を知ってもらう
内定者の懇親会では、内定者と人事担当者以外にも、部署の管理者や年齢の近い先輩社員などが参加してコミュニケーションを取ることを目的としています。
実際に仕事をともにする人たちから、普段の働き方や社員同士の距離感、ワークライフバランスなどの話を直接することで、企業理解を深めてもらえます。
内定者の企業理解が深まると、入社に対する期待が高まるほか、入社後に早く組織に溶け込めるようになると考えられます。
内定者同士や先輩社員との親交を深める
同期入社するメンバーや先輩社員と親交を深めるための場を設けることにより、入社前に人間関係の基礎を築く目的があります。
内定者同士の結束を強めることにより、安心感の醸成につながるほか、入社後のチームワークにもよい影響をもたらすと期待できます。
また、懇親会を通じて組織の一員としての一体感・連帯感が生まれ、会社への貢献意欲にもつながると考えられます。
内定者の不安を解消する
同じ境遇にある内定者同士で疑問や悩みを相談し合える場を設けることで、入社に対する不安の軽減が図れます。
また、部署の管理者や先輩社員と一緒に楽しくコミュニケーションを取り、一緒に働く人達のことを知ってもらうことで、「会社になじめるか」「チームに受け入れてもらえるか」といった不安も取り払えます。
入社前に不安を解消することで、入社初日をポジティブな気持ちで迎えてもらえるようになります。
内定者の懇親会におすすめの企画3選
内定者の懇親会では、他者との友好的なコミュニケーションやチームでの一体感を生み出せる企画を取り入れることがポイントです。
懇親会を通じて自社が達成したい目的に合わせて企画を策定します。
➀eスポーツ大会
eスポーツは、電子機器を用いたゲームで対戦するスポーツ競技のことです。
チーム対抗やトーナメント方式で対戦ゲームを行うeスポーツ大会は、懇親会でコミュニケーションを活発化させるための企画として効果的といえます。チームで話し合いをして戦略を立てたり、代表プレイヤーを皆で応援することを通じて一体感を持ちやすくなります。
また、懇親会当日だけでなく、事前にゲームタイトルを共有したうえで予選やチームでの練習期間などを設けると、より時間をかけてコミュニケーションを醸成できます。同期同士での連帯感の向上を図ることも可能です。
さらに、オンラインでも実施できるため、遠方に住む内定者に参加を促せるほか、複数の拠点で合同開催することもできます。
▼eスポーツ大会を行うときのポイント
- ゲームに慣れていない人でも楽しめるゲームタイトルを選ぶ
- 映像・BGM・照明や実況などで盛り上がる演出を取り入れる
なお、eスポーツのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
②他己紹介
他己紹介は、2人1組のペアになってお互いが自身の情報を共有し合ったあとに、チーム全体に向けて相方のことを紹介する企画です。
お互いに質問し合うことによって自然なコミュニケーションが生まれるほか、相方への理解を深められます。
内定者同士の緊張をほぐすためのアイスブレイクや、チームの仲間意識を醸成することを目的とする場合におすすめの企画といえます。
▼他己紹介を行うときのポイント
- 趣味やライフスタイルなどの堅苦しくないテーマを採用する
- 紹介後にチーム全体で〇✕クイズや共通点探しなどのゲームを行う
③ワークショップ
内定者がチームとなって取り組むワークショップを行う企画です。
内定者同士がお互いに協力しながら取り組むワークショップを行うことで、交流が促進されるほか、チームの一体感の醸成につながります。
懇親会を通じたチームビルディングやエンゲージメントの向上を目的とする場合におすすめの企画です。
ビジネスに関するテーマだけでなく、eスポーツを取り入れたユニークなワークショップは気軽に参加でき、内定者に楽しんでもらえます。
▼ワークショップを行うときのポイント
- 気軽に楽しめるテーマやゲーム性を取り入れる
- グループに分かれて競い合える企画にする
内定者の懇親会を開催するときの注意点
内定者の懇親会を開催するときは、内定者同士や既存社員との有意義な交流ができるように環境を整えておく必要があります。
▼内定者の懇親会を開催するときの注意点
- さまざまな立場の既存社員に参加してもらう
- 親しみやすい雰囲気づくりを行う
- 当日の服装は指定する
懇親会は、内定者が「どのような人が会社にいるのか」を知る機会にもなります。部署や役職が異なる幅広い既存社員に参加してもらうことで、入社後のイメージがしやすくなるほか、「この人と一緒に働きたい」といったモチベーションを引き出せます。
また、懇親会で交流を深めるには、司会者や既存社員が主体となって親しみやすい雰囲気をつくることも重要です。明るく和やかな空間となることで気軽なコミュニケーションが生まれやすくなります。
そのほか、服装についても内定者に周知しておくことも必要です。内定者のなかには「スーツで参加すべきなのか」「服装自由と言われたけれど、皆はどうするのか」と頭を悩ませる人もいます。懇親会の会場や目的を伝えたうえで、当日の服装を明確に示しておくことがポイントです。
まとめ
この記事では、懇親会による内定者フォローについて以下の内容を解説しました。
- 内定者の懇親会を開く目的
- 内定者の懇親会におすすめの企画3選
- 内定者の懇親会を開催するときの注意点
懇親会を開催して内定者フォローを行うことで、自社のことを知ってもらいながら、内定者同士および先輩社員とのコミュニケーションを活性化させられます。これにより、内定者が抱える不安の解消も期待できます。
内定者の懇親会を実施する際は、企画の策定が重要です。「内定者同士のコミュニケーションを活性化させたい」「学生の負担にならない程度の内容で目的を達成したい」とお考えの人事採用担当者さまには、若年層に人気のeスポーツを活用した懇親会をおすすめします。
『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』では、社内イベントの企画から運営までトータルサポートしている。eスポーツを用いたイベントにも多数の実績があり、スポット的な盛り上がりだけでなく、長期的なコミュニケーションを実現するコンテンツを提供できます。