eスポーツが持つ3つのメリット。社内イベントでの効果的な活用事例とは
社内イベントの開催は、従業員同士のコミュニケーション活性化やモチベーション向上、リフレッシュの促進などに役立ちます。そのなかでも、最近注目されているものが“eスポーツ”です。
企画運営を任されている担当者のなかには「eスポーツにはどのようなメリットがあるのか」「社内イベントでどのような効果を発揮するのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、新しいカタチの社内イベントで脱マンネリ化を目指すために必要な、eスポーツの概要やメリット、社内イベントでの活用事例について解説します。eスポーツのメリットを踏まえて企画を策定しましょう。
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eスポーツとは
eスポーツとは、“エレクトロニック・スポーツ”の略で、コンピュータゲームやビデオゲームなどの電子機器を用いた対戦をスポーツ競技として行うことを指します。
eスポーツで行われるゲームにはさまざまな種類がありますが、代表的なジャンルには以下が挙げられます。
▼eスポーツのジャンル例
ジャンル |
概要 |
FPS
(First Person Shooter)
|
キャラクターの目線でプレイするシューティングゲーム |
TPS
(Third Person Shooter)
|
キャラクターの背面にいるかのような第三者目線でプレイするシューティングゲーム |
RTS
(Real Time Strategy)
|
1人のプレイヤーが複数のキャラクターを操作しながら敵陣のエリアを破壊・制圧する戦略型ゲーム |
MOBA
(Multiplayer Online Battle Arena)
|
複数のプレイヤーがチームに分かれて陣取り合戦を行う戦略型ゲーム |
格闘ゲーム |
格闘技を題材とする対戦ゲーム |
スポーツゲーム |
スポーツを題材とする対戦ゲーム |
レースゲーム |
乗り物を操作してゴールまで競争するゲーム |
パズルゲーム |
パネルやブロックを動かす、設問を解くといったパズルを処理していくゲーム |
社内イベントに効果的! eスポーツが持つ3つのメリット
インターネットに接続してリアルタイムで対戦するeスポーツは、アナログゲームにはない特別な体験を楽しめます。社内イベントのプログラムとして取り入れることが効果的です。
メリット1|幅広い年齢層の人が楽しめる
eスポーツには、ジャンルや難易度が異なるさまざまなゲームタイトルがあります。
社内イベントの目的や参加者の世代、ゲーム経験の有無などを踏まえてゲームタイトルを選定できるため、幅広い参加者に楽しんでもらえます。
また、従来のスポーツと異なり、体を激しく動かす必要がありません。身体能力や体力による差が生じにくいことから、幅広い年齢層の従業員を持つ企業の社内イベントにも活用しやすいメリットがあります。
メリット2|遠く離れた場所から参加できる
リアルな場所で開催する方法だけでなく、オンライン形式やハイブリッド形式で開催できることもeスポーツのメリットです。
▼eスポーツによる社内イベントの開催方法
開催方法 |
概要 |
オフライン |
一つの会場・施設に集まって開催する方法 |
オンライン |
複数の拠点間や自宅などの遠隔地から、パソコン・タブレットを介して開催する方法 |
ハイブリッド |
オフラインとオンラインによる開催を同時に行う方法 |
会場に集まり参加者同士で盛り上がることはもちろん、現地に居なくても参加できるため、地理的に離れた複数の事業所間での交流も可能になります。
また、リモートワークで働く従業員も気軽に参加しやすくなるため、「コロナ禍の影響によって職場でのリアルな交流が減っている」という企業においても親睦を深める場を創出することが可能です。
メリット3|能力開発に役立つ可能性がある
eスポーツを通じて、多種多様な能力を身につけられる可能性があります。
▼eスポーツで身につけられると期待できる能力の例
- 情報処理能力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力 など
eスポーツでは、PC画面に表示された情報を見てすばやく処理したり、自分が取る行動を瞬時に判断したりする必要があります。状況に応じた判断と操作を繰り返すことで、情報処理能力の向上が期待できます。
また、戦略性の高い競技では、いち早くゴールを達成するための行動や攻撃の手法について計画を立てて実行することが求められます。物事を整理して問題の解決策を導き出す論理的思考力の育成にも効果的です。
複数人で協力する競技であれば、チーム内での情報共有やリーダーによる指示などが必要になるため、コミュニケーション能力を磨くことが可能です。
社内イベントに取り入れて業務スキルの強化を図るだけでなく、学生を対象とした教育プログラムとしても有効といえます。
なお、eスポーツを用いた社内イベントはこちらの記事をご確認ください。
社内イベントにおけるeスポーツの活用事例
社内イベントにeスポーツを活用すると、単に「歓談を楽しむ」「ショーやムービーを見る」といったプログラムとは異なり、非日常の体験によって参加者が一緒に楽しめるようになります。
ここからは、『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』においてeスポーツを用いた社内イベントをサポートした事例を紹介します。
①周年イベントでの事例
自動車の開発・生産分野に携わるIT企業において、会社設立を記念する周年イベントを実施した事例です。
ステークホルダーに感謝の意を示すとともに、従業員による新しい価値や接点の創出を図るという目的を踏まえて、全員が楽しめる簡単なゲームタイトルでeスポーツのプログラムを提案しました。
▼施策のポイント
- eスポーツ大会の観戦者も楽しめるように実況や演出を行った
- eスポーツ体験コーナーを設けて従業員の家族や友人も遊べるようにした
eスポーツ大会の決勝までに、社内懇親会や体験会などを実施してeスポーツの魅力に触れる機会をつくり、一人も取りこぼさず楽しむことを重視しました。周年イベントを通じて、部署を超えた交流の促進につながったと、担当者の方からもお声をいただきました。
②労働組合によるイベントの事例
労働組合の新入社員を対象としたイベントの開催に向けて、eスポーツを用いた体験会を開催した事例です。
新入社員の参加率を高めるプログラムを検討されていたところ、楽しい体験ができるeスポーツに着目いただきました。
「いろいろなゲームタイトルを試してみたい」とのご要望を踏まえて、オフライン・オンラインでのさまざまな楽しみ方ができる6種類のゲームタイトルを提案して、従業員の方たちに体験いただきました。
③経営計画発表会での事例
社内向けの経営計画発表会で実施するレクリエーションとして、ハイブリッド形式でeスポーツ大会を開催した事例です。
従業員同士や家族とのコミュニケーションを活発化させることを目的として、誰でも簡単に楽しめるパーティゲーム、幅広い世代に人気のあるレーシングゲーム・格闘ゲームを選定しました。
eスポーツ大会の開催により、小学生から大人まで世代に関係なく楽しめるレクリエーションになったとのことです。
社内イベントでeスポーツを活用したい!と思ったらプロに相談
eスポーツの実施には、会場の確保やネットワーク環境の整備、使用するゲームの許諾申請などのさまざまな手続きが必要になります。スムーズに準備・運営を行うには、豊富な実績を持つプロに相談することがポイントです。
▼eスポーツイベントに必要な準備・手続き
- 幅広い世代が楽しめる企画の策定
- ゲーム会社への許諾申請
- 会場の選定・キャスティング
- クリエイティブの作成
- 社内での告知・宣伝
- 機材の手配
- 当日の進行・運営内容の策定
- 会場の設営 など
『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』は、eスポーツを活用した社内イベントをはじめとする年間200件以上のイベント運営実績があります。企画・運営・アフターフォローまで安心してご依頼いただけます。
なお、eスポーツのイベントを開催する流れについてはこちらの記事で解説しています。あわせてご確認ください。
まとめ
この記事では、eスポーツについて以下の内容を解説しました。
- eスポーツの概要
- eスポーツが持つ3つのメリット
- 社内イベントでeスポーツを取り入れた事例
- eスポーツの実施に必要な手続き
eスポーツは、年齢や場所に関係なく楽しめるほか、ゲームを通じて多種多様な能力を身につけられるメリットがあります。最近では、社内イベントのプログラムとしてeスポーツを取り入れる企業も見られています。
『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』では、周年記念パーティやファミリーデーなどの社内イベントを企画から運営までサポートしています。イベントの開催目的や参加者の属性を踏まえたうえで、eスポーツのメリットを最大限に発揮できる企画を提案いたします。
企画の策定やコンテンツの制作に加えて、飲食・交通手段の手配などの細かな調整もお任せください。