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eスポーツで自治体の課題を解決! 気になる活用法と取り組み事例

eスポーツで自治体の課題を解決! 気になる活用法と取り組み事例

近年話題の“eスポーツ”。このeスポーツが地域創生や共生社会の実現に向けた自治体の取り組みとして、注目されていることをご存じでしょうか。

eスポーツは、インターネットに接続できる環境と設備機器さえあれば、年齢・性別・身体能力などの壁を越えて一緒にゲームを楽しめることが大きな特徴です。

自治体がeスポーツという新たなコンテンツを活用することで、地域コミュニティの形成や地域住民の健康増進、外部からの誘客による経済の活性化などのさまざまな効果をもたらすと期待されます。

この記事では、自治体におけるeスポーツの活用法や事例について紹介します。地域政策課や社会福祉課において、地域課題の解決に向けたアイデアをお探しの方は、eスポーツが持つ可能性に目を向けてみてはいかがでしょうか。

なお、eスポーツの開催方法や企画策定の流れについては、こちらの記事で解説しています。あわせてご覧ください。

  eスポーツを利用した社内イベントでコミュニケーション活性化! 開催方法や企画策定の流れ eスポーツとは、ビデオゲーム対戦を競技として行うものです。近年では、社内イベントとしてeスポーツを取り入れる企業が増えてきました。この記事では、eスポーツを利用した社内イベントの開催方法や企画策定の流れについて解説します。 コミュファ eSports Stadium NAGOYA


目次[非表示]

  1. 1.自治体におけるeスポーツの活用法
    1. 1.1.地域経済の活性化
    2. 1.2.地域コミュニティの活性化
    3. 1.3.高齢者への福祉施策
    4. 1.4.観光による誘客施策
  2. 2.自治体がeスポーツに取り組んだ事例
    1. 2.1.➀市のプロジェクトの一環としてeスポーツ大会を開催
    2. 2.2.②寺院でのeスポーツ大会で新たな観光体験を創出
    3. 2.3.③高齢者向けeスポーツプロジェクトの運営
    4. 2.4.④商業・複合施設でのeスポーツ体験・大会の開催
    5. 2.5.⑤国民スポーツ大会に合わせた選手権大会の開催
  3. 3.まとめ


自治体におけるeスポーツの活用法

自治体でのeスポーツ活用は、地域課題を解決する新たな可能性を秘めています。

子どもから高齢者、身体的なハンディキャップなどを超えて一緒に楽しめるeスポーツの特性を生かして、誰一人取り残さない“インクルーシブ”な地域づくりを目指すことが可能です。

主に多世代交流や共生社会の実現、高齢者福祉、観光・産業復興などの分野で活用が期待されています。


地域経済の活性化

日本全体で少子高齢化による人口減少が進むなか、特に地方においてはその動きが顕著となっており、地域経済の縮小が懸念されています。

多様な活用ができるeスポーツの特徴を生かして、地域経済の活性化に向けた賑わいづくりにつなげることが期待されます。


▼地域経済の活性化に向けたeスポーツの活用法

  • 地域資源を活用したeスポーツ施設の整備
  • 大規模なスポーツ大会の誘致・開催
  • 地域間交流を図るeスポーツイベントの開催 など


地域コミュニティの活性化

近年、人口減少の進展や人々のライフスタイル・価値観の変化などにより、地域のつながりが希薄化して、相互に支え合う意識・機会が減少しています。さらにコロナ禍によって人と人との接触機会が減少したことで、社会における孤独・孤立の問題も顕在化・深刻化しています。

持続可能な共生社会を実現するには、地域コミュニティの絆を深めて互いに支え合える関係性づくりに取り組むことが重要です。

eスポーツは、子どもからシニアまで参加できるユニバーサルスポーツといえます。eスポーツを通じて多世代が交流する機会を創出することで、地域コミュニティの活性化につながると期待できます。


▼地域コミュニティの活性化に向けたeスポーツの活用法

  • 高齢者施設・障がい者施設におけるeスポーツ体験イベントの開催
  • 地域のお祭りや交流施設でのeスポーツコーナーの設置
  • 中高生のオンライン部活動・地域活動としてのeスポーツ導入支援 など


高齢者への福祉施策

日本の総人口が減少を続けるなか高齢者の数は増加しており、2037年には国民の3人の1人が65歳以上になると予測されています。これにより、医療・介護資源の不足や社会保障の負担増加、高齢単身世帯の孤立化などの地域課題が生まれると考えられています。

高齢になっても住み慣れた地域で最期まで暮らせる地域社会を実現するには、高齢者の生きがい創出や認知症予防などの健康増進に取り組むことが重要です。

eスポーツでは、複数のプレイヤーと共に対戦するコンテンツとなるため、社会的交流の促進や認知機能のトレーニングなどに役立てられます。


▼高齢者の福祉施策におけるeスポーツの活用例

  • 高齢者コミュニティへの出張eスポーツ講座の実施
  • 介護施設の認知症予防プログラムとしてのeスポーツ導入支援
  • シニア世代を対象としたeスポーツイベントの開催 など


出典:厚生労働省『令和6年版高齢社会白書


観光による誘客施策

コロナ禍によって落ち込んだ観光需要の回復が見られる今、自治体が観光事業に取り組むことは地域創生につながる手がかりとなることが期待されます。

インバウンドも含めた外部からの誘客を促進するには、地域の資源を活用しながら魅力的な観光地づくりに取り組むことが重要です。

eスポーツは、文化の違いや言語の壁を越えて楽しめることが強みです。この強みを生かして海外旅行者や若者の誘客を促すことにより、地域の活性化を目指せます。

また、地方への来訪者が増加すると、消費の拡大による収益の増加や雇用の創出につながり、地域経済に好循環をもたらすと考えられます。


▼観光による誘客施策としてのeスポーツの活用例

  • 旅行会社との連携による訪日外国人向けのeスポーツツーリズムの導入
  • 公共のスポーツ施設や交流施設でのeスポーツコーナーの設置
  • 宿泊施設や観光施設へのeスポーツ導入の支援 など



自治体がeスポーツに取り組んだ事例

コミュファ eSports Stadium NAGOYAでは、eスポーツを活用した自治体による施策の運営はもちろん、企画から運営までのトータルサポートも行っています。ここからは、弊社が支援した自治体によるeスポーツの活用事例を紹介します。


➀市のプロジェクトの一環としてeスポーツ大会を開催

デジタル技術を活用して楽しみながら社会課題解決を目指すプロジェクトの一環として、中心市街地拠点施設でeスポーツ大会を開催した事例です。

幅広い年代の方が楽しめるように簡単なパズルゲームを採用して、観戦者も一緒に盛り上がれる実況解説やエキシビションマッチなども開催しました。


▼実際のタイムスケジュール

実際のタイムスケジュール


世代を超えた交流の場を創出できたとともに、地域住民の方々がデジタル技術に触れるきっかけづくりにつながりました。


詳しくは、こちらをご確認ください。

  安城市 ケンサチeフェス│イベント制作・運営事例│コミュスタ 安城市 ケンサチeフェスの制作・運営事例についてのページです。eスポーツを活用したイベントならコミュスタ! コミュファ eSports Stadium NAGOYA


②寺院でのeスポーツ大会で新たな観光体験を創出

国内外の人が訪れる観光スポットとなる寺院において、夜間の縁日参りを提案するプロジェクトの一環としてeスポーツ大会を開催した事例です。今回の事例では、メタバースの制作を含めてeスポーツ大会の企画から運営までをトータルサポートいたしました。

日本古来の文化とデジタル技術が融合した寺院でのeスポーツ大会を開催したことで、国内だけでなく海外旅行者の来訪促進につながりました。

また、デジタルアートによるライトアップやプロジェクトマッピング、メタバースによるオンライン観光などの施策と組み合わせて、観光体験の高付加価値化を実現しました。

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③高齢者向けeスポーツプロジェクトの運営

人生100年時代の到来を見据えて、高齢者の社会・地域参加を促進させる施策の一環として市によるeスポーツプロジェクトを運営している事例です。


▼eスポーツルームで実施したオープニングイベントの様子

eスポーツルームで実施したオープニングイベントの様子


福祉施設でのeスポーツ体験会やプロ選手との交流会などを通じて、高齢者のコミュニケーションや世代間の交流を促進しています。


詳しくは、こちらのページをご確認ください。

  大府市とプロeスポーツチーム「BLUE BEES」が進めるシニア向けeスポーツプロジェクトに中部テレコミュニケーション(ctc)が参画 | ニュース一覧|ctc 中部テレコミュニケーション株式会社 ctcからのお知らせ「大府市とプロeスポーツチーム「BLUE BEES」が進めるシニア向けeスポーツプロジェクトに中部テレコミュニケーション(ctc)が参画」 https://www.ctc.co.jp/news/2023/20230222/


④商業・複合施設でのeスポーツ体験・大会の開催

地域の活性化や魅力の発信を目的として、多世代が訪れる商業・複合施設を活用してeスポーツ体験・大会を開催した事例です。

気軽に楽しめるeスポーツのコンテンツを活用することで、地域内外の幅広い世代が楽しめるイベントとなりました。

また、高得点を獲得したプレイヤーには地域の特産品をプレゼントすることにより、地域ならではの魅力を伝えられる機会にもなりました。


⑤国民スポーツ大会に合わせた選手権大会の開催

毎年、都道府県の持ち回りによって開催される国内最大の国民スポーツ大会において、全国都道府県対抗のeスポーツ選手権を開催した事例です。

小学生・高校生・一般などの各部門で都道府県の予選を行い、勝ち抜いた代表チームで対抗戦の競技が行われました。

参加者は合計8万人にのぼり、地域社会とのつながり創出や地域間の交流促進を後押しすることに成功しました。



まとめ

この記事では、自治体によるeスポーツの活用について以下の内容を解説しました。


  • 自治体におけるeスポーツの活用法
  • 弊社がサポートした自治体のeスポーツ活用事例


eスポーツは、年齢・性別・身体的なハンディキャップにかかわらず、言語・場所の壁を超えて一緒に楽しめるコミュニケーションツールとして活用の可能性が広がっています。

多様な楽しみ方ができるeスポーツの特徴を生かして、地域の賑わいづくりや多世代交流の創出、観光による地域経済の活性化などにつながることが期待できます。

コミュファ eSports Stadium NAGOYAでは、eスポーツを活用した自治体による施策の企画から運営まで一貫してサポートしています。今回取り上げた事例のほか、地方創生にもeスポーツを活用したイベント実績が多数あります。

「若者や高齢者など幅広い人に参加してもらえる交流イベントを実施したい」「eスポーツを活用して新たなプロジェクトを運営したい」などとお考えの方は、ぜひご相談ください。

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