企業イベントは、社内外におけるコミュニケーションの機会創出や信頼関係の構築、ブランドの認知度向上を目的として開催されます。

ただし、これらを目的とした企業イベントを成功させるには、企画から開催までの流れとポイントを押さえておくことが欠かせません。

この記事を読むと、参加者が楽しめて、なおかつ企業の目的を達成できるイベントにするための方法が分かります。

企業イベントの概要や、開催までの流れ、成功のポイントを分かりやすく解説しているので、是非最後までご覧ください。

企業イベントとは

企業イベントとは、企業が主催するイベント全般を指し、ターゲットによって社内向けイベントと社外向けイベントに分けられます。

社内向けイベント

社内向けイベントとは、自社の従業員をはじめとするステークホルダーに参加してもらうための企業イベントです。

▼社内向けイベントの例

• 社員総会
• 入社式
• 懇親会
• 表彰式　など

社内向けイベントを実施することで、チームワークの向上や従業員のエンゲージメント向上、企業への帰属意識の醸成などが期待できます。

なお、社内イベントを成功させるコツについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

外部向けイベント

外部向けイベントとは、社外の顧客に参加してもらうための企業イベントを指します。

▼外部向けイベントの例

• 株主総会
• 展示会
• PRイベント
• セミナー・勉強会　など

外部向けイベントを開催すると、自社の認知度向上やブランディング、自社商材の販売促進などが図れます。

企業イベントを開催する流れとポイント

企業イベントを開催する際は、企画の目的を明確にしたうえで、目的に基づいたイベントのコンテンツを決めることが重要です。その後、開催までに日時・会場を決定し、効果的なイベントの告知を行います。

なお、社内イベントの進め方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

①企画の目的・ターゲットを明確にする

企業イベントの企画における目的を明確にします。この際、社内向け・社外向けなどのターゲットについても決めておくことが必要です。

企業イベントのコンテンツや演出は目的やターゲットによって変わってきます。目的とターゲットを最初に設定しておくと、企画に一貫性を持たせられます。

企画の目的を明確にする際のポイント

企画の目的は社内イベントであるか、社外イベントであるかによって大きく異なります。まずどちら向けのイベントであるかを決定してから、詳細な目的を決めることがポイントです。

▼社内イベントの目的例

• コミュニケーション機会の創出
• 社員のモチベーション向上
• 企業理念の浸透

▼社外イベントの目的例

• エンゲージメントの向上
• 顧客との関係構築
• ブランド認知の向上　など

ターゲットを明確にする際のポイント

とくに、社外向けのイベントの場合は詳細なターゲット像を設定しておくことがポイントです。ターゲットを詳細に設定して理解することで、イベントで発揮したい効果がより鮮明になり、イベントの企画を効果的に設計できます。

▼決めておくターゲット像の例

• 参加者の属性（年齢、業界、職業　など）
• 参加者のニーズ・期待
• 参加者が求める明確な情報・体験　など

②イベントのコンテンツを決める

企業イベント中に実施するコンテンツの策定を行います。

コンテンツを策定する際は、企業イベントに割ける予算や人材などの社内リソースを明確にしたうえで、実現可能な内容・規模の範囲を把握しておく必要があります。

コンテンツを決める際のポイント①

企業イベント内のコンテンツについては、開催目的に合わせた内容にする必要があります。

▼目的に合わせたコンテンツ策定

• 社内コミュニケーション活性化のために、幅広い従業員が参加できて楽しめるコンテンツを用意する
• 既存顧客との関係性強化のために、会員限定のコンテンツを用意する　など

社内コミュニケーションを活性化させるコンテンツの例としては、eスポーツが挙げられます。

eスポーツはオンラインで開催できるため、距離が離れた事業所に勤める従業員でも参加できます。また、幅広い年齢層が楽しめるため、社内コミュニケーションの活性化が期待しやすいといえます。

なお、eスポーツを利用した社内イベントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

コンテンツを決める際のポイント②

企業イベントのコンテンツにおいては、独自性を持たせることが重要です。

コンテンツに独自性を持たせてターゲットの興味を引くことで、企業イベントに参加してもらいやすくなると期待できます。

▼コンテンツに独自性を持たせる例

• クイズコンテンツに、自社に関するクイズを取り入れる
• 自社の施設や商材をコンテンツに活用する　など

なお、社内で実施できる面白いイベント企画についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

③日時や会場を決定する

企業イベントの企画ができたら、日時や会場を決定します。この際、ターゲットが参加しやすい日時を策定することが重要です。

また、会場選びにおいては、イベントのコンテンツが実施できる規模の会場を選定する必要があります。

日時を決定する際のポイント

たとえば、サラリーマンを対象とする場合、平日昼間を避けることや、定時後に開催することが望まれます。

ほかにも、策定する際に気を付けたいポイントとして以下の項目が挙げられます。

▼サラリーマンを対象とした日時の策定ポイント例

競合イベントが被っている場合、参加者がそちらに流れてしまう場合があります。また、季節イベントとして開催することで、さらに参加者のニーズに訴求できる可能性があります。

会場を策定する際のポイント

イベント会場は、イベント開催規模に合わせて参加者が訪れやすい会場を選ぶことがポイントです。

▼イベント会場の策定ポイント例

• アクセス方法
• 収容人数・会場規模
• 保有設備（映像、音響、回線等）
• 会場の雰囲気

会場規模や余裕機材のほか、イベント内容に合った雰囲気の会場を選ぶことが望まれます。

④イベントの告知をする

日程と会場の決定後は、企業イベントの告知を行います。企業イベントの告知方法としては以下が挙げられます。

▼企業イベントの告知方法

また、告知は早めに行っておくことで、イベントへの参加を希望する従業員や顧客などがスケジュールの調整を行いやすくなります。

なお、周年イベントの告知方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

イベント告知の際のポイント

イベント告知の際は、参加者に参加してもらえるような興味関心を引く内容のものを作成することがポイントです。

▼イベント告知物を作成する際のポイント

⑤イベントを開催する

イベントの企画実現に必要な準備を行ったうえで、企業イベントを開催します。

企業イベントの開催に際しては、イベント中に起きる可能性のあるトラブルを想定したうえで、事前に対策しておくことが重要です。

▼イベントで想定されるイレギュラーと対策

なお、イベントの企画運営についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

イベント開催時のポイント

企業イベントの準備を円滑に進めるには、関係者間の連携体制を整えておくことが重要です。

スケジュールに余裕を持たせたうえで進捗管理を徹底することで、準備中のトラブルにも対応しやすくなります。

ただし、企業イベントの企画から運営までイレギュラー対応も含めて自社で行うと、時間や労力がかかりやすいといえます。自社で行うことが難しい部分については、イベント制作会社に任せることが有効です。

まとめ

この記事では、企業イベントについて以下の内容を解説しました。

• 企業イベントの概要
• 企業イベントを開催する流れ
• 企業イベントを成功に導くポイント

企業イベントを開催する際は、目的・ターゲットを明確にしたうえでイベントのコンテンツを策定する必要があるほか、日時・会場の決定やイベントの告知、当日の運営に向けた準備などさまざまなフローが求められます。

自社だけで企業イベントを制作・運営すると時間や労力がかかりやすく、担当者の負担も大きくなりがちです。イベント規模や開催経験などから、負担が大きいと予想される場合はイベント制作会社への委託も視野に入れ、効率的で安定したイベント実施を目指すことが望まれます。

『コミュファ eSports Stadium NAGOYA』では、主にeスポーツを活用した社内イベントの企画から運営までトータルサポートしています。年間200件以上のイベント制作・運営実績があるほか、準備やイベント制作の進行なども一貫してサポートできます。

イベントの制作・運営において、イレギュラー対応を含めた企画から運営までを担うことは企業にとって大きな負担となります。社内向けの企業イベントでお悩みの方、イベント運営の負担を軽減させたい方はぜひ当社にお任せください。